『親だからこそできる』をモットーにどんな練習よりも上手くなる方法を紹介しています‼ 2人の息子達の成長がその証、プロサッカー選手を夢みて成長していくStoryをお届けします‼

【少年サッカー】 ドリブル特化トレーニングの矛盾、ドリブルで大事なことは○○力

最近は昔に比べてドリブル特化のスクールや練習メニューが増えてきたと思います。

それらを否定するつもりは毛頭ありませんし、ドリブルスキルを身に付けることが自信に繋がって今よりサッカーが、

  • 楽しくなる
  • 好きになる

に繋がればと考えているのであれば、通わせてもいいのかなと思います。

こうふう
実際に我が家もドリブルで相手を抜くのが好きなので、ドリブル上達がサッカー好きに繋がったりもしました!!

ただ、そういったスクールに通わせたからといって、

ドリブルが上手くなるわけではない

ということを親御さんは理解してほしいと思います。

ほとんどのドリブルスクールはボールを保持した状態で練習しますよね。1対1で使えるトレーニングや細かいボールタッチなどを学ぶので当然と言えば当然かもしれません。

でもこれを試合に当てはめると…いくつか矛盾な点が生まれてきます。

今回はその矛盾について触れつつ、本当にドリブルが上手い子というのはどういうことを言うのか・・・僕なりの考えを紹介していきたいと思います。

ドリブル特化トレーニングの矛盾

矛盾① : 細かいボールタッチはミスを誘発する

相手を抜き去るときに細かいボールタッチや複雑なフェイントをかけます。

もちろんそれで相手を抜けることもあるでしょう。

でも足がボールに触る回数が増えるということは、それだけミスをする回数も増えるということです。

どれだけ練習したとしても、試合など相手のプレッシャーが多くかかる状況…そして足という操作が難解な部位…100%成功するなんてありえないですよね。

ではどうすればいいのか!?

それはなるべくボールに触らないで相手を抜ける技術を磨くことだと思います。

例えばボディフェイントは足ではなく体全体で相手をだましますが、ボールに触れるわけではないのでミスは減ります。また、シザースもボールを跨ぐので間違って触れなければミスをしにくいフェイントと言えるでしょう。

相手を抜き去る場面において自分の最も成功率が高いフェイントを選択する…これは非常に重要なことです。

その武器を磨き上げるうえで細かいボールタッチを要するフェイントは本当に必要なのか…ここはしっかりと考えるべきポイントだと思います。

矛盾② : 1対1の場面での選択肢はドリブルだけじゃない

サッカーはかっこいいドリブルをして相手を抜き去ることが目的ではありません。

日本の場合はドリブルで相手を抜き去る場面がフォーカスされたり、そこに一喜一憂することが多いです。

そうなると必然的にドリブルで抜こうとする場面を作りがちです。

コーチや保護者も、

『ミスしてもいい、 取られてもいいからチャレンジしろ!!』

というでしょう…実際に長男も言われたことがあります。

これ…年代が上がるにつれて抜くのは難しくなるし、取られてカウンターをくらい失点を招く危険があります。

魅せるサッカーも時には必要かもしれませんが、大事なのはゴールを奪える確率と奪われたあとの危険性(周りのポジショニングも把握して) を天秤にかけて、ここは1対1を仕掛ける場面だ!!ということを導き出せるかどうかです!!

  • ドリブルで仕掛けるべきなのか
  • パスを選択するのか

このほかにも色々な選択肢がありますが、この判断を瞬時にできる人が本当の意味でのドリブルが上手い人だと僕は思います。

こうふう
日本でドリブルが上手いと言えば三苫選手を思い浮かべる人が多いと思いますが、三苫選手はドリブルスキルもさることながら、この判断が非常に正確で周囲がよく見えているドリブルが上手い選手だと思います!!

矛盾③:サッカーの目的はゴールを奪い試合に勝つこと

そもそもドリブルで抜くという難易度の高いことを実行に移すよりも、動き出しや正しいポジショニングでパスを引き出してDFの網にかからず少ないタッチのドリブルでシュートまでもっていく…これがゴールを奪ううえで最も効率的です。

矛盾②でも触れましたが、日本のサッカーはドリブルにフォーカスしすぎている印象があります。

サッカーは1人でやるわけではありません、11人が協力してゴールを奪うのです。

運ぶドリブルと抜くドリブルがありますが、基本的には運ぶドリブルがメインになります。

そしてボールを運びつつ、いいポジショニングをしてパスを引き出しゴールへと迫っていく。

そういったポジショニングや戦術を理解する思考力が必要で、

  • よい位置でドリブルを開始する
  • ここぞというタイミングで仕掛ける

こういったことができる選手こそドリブルが上手い人に該当するのだと思います。

まとめ

サッカーではありませんが、NBA (バスケットボール) のキングことレブロンジェームスは、完全に1対1の状況でやる“1ON1” の練習は必要ないと言っているそうです。

その理由は試合で必要とするスキルではないからとのことです。バスケの試合は5対5で行うもので、1対1の場面でも周りを動かして有利な状況を築いてからドリブルやパスで仕掛けるからです。

これは矛盾点でも触れていますが、サッカーにも同じことが言えますよね。

結局のところ、ドリブル特化トレーニングでドリブルスキルを磨いても年代があがるにつれて通用しなくなります。そこでサッカーがつまらなくなってやめてしまっては元も子もないですよね。

ドリブルが上手いというのは、

ドリブルスキル×思考力×判断力

この3つを兼ね備えた選手だと思っています。

冒頭で述べたようにドリブル特化トレーニングがサッカーの楽しさに繋がるという目的であるならば問題ありません。ただ、本当にドリブルが上手い…というかサッカーが上手い子というのは思考力や判断力といった部分が必要不可欠です。

ここを疎かにしないためにも、そういった部分にフォーカスしてくれる指導者がいるクラブチームに通わせるというのが理想ですね。

こうふう
それとは別にドリブル特化のスクールに通わせるのはアリなのではないでしょうか。お金と時間が…あれだけど(+_+)

ドリブルが上手いとはどういうことなのか…今一度見つめなおすきっかけになって頂けたら幸いです(*´▽`*)

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