- 『もっと本気で走れ!!』
- 『自分が取られたボールは本気で取りにいけよぉー!!』
- 『ちんたらしてないでダッシュ\(゜ロ\)(/ロ゜)/』
お子さんの練習や試合を応援に行った際に、こう思ったことはありませんか!?
僕は長男がサッカーを始めたばかりの頃は練習や試合のたびにそう思っていたし、ついつい口に出してしまっていました。
当時は『上手い子は走っている』『下手な子ほど走っていない』というように、親として劣等感を感じていたのかもしれませんが子供は悪くありません。
本記事では”走らないことの本質に気づき、親子で一緒に問題解決した方法“を紹介していきます。
是非、同じ悩みを抱いている方は参考にしていただけると幸いです<m(__)m>
サッカーで走らない事の本質
これは単純です。
『サッカーを知らないから』
小学1年生の長男なら当たり前と言えば当たり前ですが、高学年であってもそういったお子さんは居ます。
- 敵味方の区別がつかない
- 仲間に譲ってしまう
- 相手からボールを取りに行くタイミングがわからない
- どこにいればパスが貰えるのか理解していない
挙げればキリがありませんが、要は”サッカーそのものを理解していないから走れない”のです。
鬼ごっこやケイドロをしている時の長男は、2個上の学年の子が相手でも逃げ切るスピードを見せます。その走りをサッカーでも披露すれば追いつける仲間達はほとんどいないでしょう。
でも、いざ試合や練習になると本気で走りません。
鬼ごっこの本質は、
『鬼から逃げ切る!!』
といった至極単純なものなので容易に理解できますが、サッカーはとても奥が深く難しいため容易に理解することができないスポーツです。
但し、サッカーへの理解が進むにつれて必ず走れるようになってきますので親子で一緒にサッカーを学ぶことをおすすめします!!
サッカーの試合や練習で走れるようになる方法
これは『サッカーの本質を理解すること』で解決へと進みます。
サッカーの本質は相手より多くゴールを決めることです。
0点に抑えても1点取らないと勝てないので、どのポジションの選手にもゴールを決める意識がないといけません。
- ゴールを決めるには仲間の力が必要
- ゴールに繋がるパスをもらうには良いポジショニングが必要
- 目まぐるしく攻守がいれかわるので、
相手からボールを奪うということが必要
サッカーは単純そうに見えて頭を使うスポーツです。
まずはそういったことを親子で一緒に学び、共有し、
親が答えを教えるのではなく、子供達が考えて答えを導き出せるようにサポートすることが大事です。その答えが間違っていたとしても、トライ&エラーを繰り返して成長を促していきましょう。
実際に我が家で、サッカーへの理解を深めるために実践した方法を4つ紹介していきます。
①テレビやYouTubeでサッカーを学ぶ
今は昔と違ってサッカーの試合が地上波でやることは減りましたが、テレビでYouTubeが視聴できる時代です。
Jリーグや海外の試合のハイライト、プロサッカー選手の練習風景など様々な映像を容易に視聴することができます。
お子さんのレベルに合わせて視聴動画の内容は変わりますが、長男のようにサッカーを始めたばかりのお子さんには試合を見せることが一番です!!
試合中の声もリアルに聞こえてくるのでおすすめです♥
気になる場面で停止させたら、お子さんがピッチに立っている想定で色々と質問してみましょう。
お子さんに考えさえることを意識すると実際のプレーも変わってきます!!
②親子で試合観戦をする
テレビで視聴するだけでなく、生の試合観戦の視点も重要です。
Jリーグなどのプロの試合を見るのも良いですが、通っているサッカースクールの高学年の試合や近場の学校でやってる試合もおすすめです。
自分よりも少し上の年代の試合を見る方が理解しやすく、直ぐに実践できる内容が多いですよ(^_-)-☆
③自分の思ったことを声に出す
『思ったことは声に出すようにしようね』と子供と決めごとをしました。
これは①②を経てサッカーに対する理解を深めてきたことの復習の意味合いが大きいです。頭で考えてることを声に出すことで、より深く鮮明に記憶することができます。
仮に子供の考えが間違っていたとしても否定するのではなく、理解したうえで子供が別の答えを導けるようにサポートしてあげてください<m(__)m>
④ホワイトボードを使用したサッカー談義
お子さんのプレーをスマホで動画に収めて、一緒に見返しながらお子さんの考えを聞いてみてください。
そこに走らなかった理由があるかもしれませんし、走った方がよかったかもと自分で気づけるきっかけになります。
我が家ではカメラで見返すだけではなく、ホワイトボードを利用してさらに踏み込んだサッカー談義をしています!!
動画とホワイトボードを使いながら、
- こうすれば良かったのかな!?
- ここは頑張って走らないと点数取られちゃうよね
- ここでパス貰えるように走ってたら点数とれそう!!
など”自分で考えること”を促して、サッカーへの理解を深めてもらっています。
詳しくは下記の記事でも紹介しているので、気になった方はご覧ください。
『人間は考える葦である。』出典:小林有『アオアシ 1巻』サッカーを題材にした人気漫画アオアシに登場するヒロインである一条花ちゃんが言うセリフです。元々はフランスの哲学者パスカルの名言だそう[…]
親子で取り組んだ結果
これらを日々取り組んだ結果、長男は練習でも試合でも走れる子へと変わりました!!
必ず自分の元にパスが来るわけではないですが、大きな声で走りながらパスを呼びこむ姿や取られたボールを必死で追いかける姿が頻繁に見られて嬉しく思います(´∀`*)ウフフ
そして、お子さんのサッカーへの理解が進めば進むほど走れるようになると共に、新たなサッカーの楽しさにも気づけて更にサッカーが好きになっていきます!!
親の無慈悲な罵声(筆者反省中)で子供達がサッカーを嫌いにならないように、親子で一緒に成長してもらえたら嬉しいです(*’ω’*)
お子さんが走らないことでお悩みの親御さんは是非参考にしてみてください<m(__)m>