『うちの子…サッカーに向いてないのかも…』
お子さんのプレーを見て、こう思う親御さんは少なくないと思います。
練習や試合を応援しにいっても、
- ボーっとしている
- 球際で強く行けない
- ボールを周囲に譲ってしまう
- 相手やチームメイトに遠慮する
- ボールを追いかけてノロノロと走る
といった感じで積極性に欠けたり、闘争心・競争心を感じない。
そういうお子さんの特徴として、
- 優しくて穏やか
- マイペース
- 遠慮しがちで消極的
な性格だったりしませんか⁉︎
元からそういう性格の子もいれば、体が小さかったり線が細かったりして球際のぶつかり合いが激しいサッカーなどをしていると必然的にそうなってしまうお子さんも居ます。
サッカーを始めた当初は冒頭であげた内容だけでなく、
僕は子供が生まれる前に少年サッカーのコーチ経験がありましたが、客観的にみれるコーチ時代とは違って、親になると頭ではわかっていてもどうしても感情的になってしまいます(;一_一)
周囲のお子さんが汗だくになりながら『パパ、今日の試合で3点とったよ‼︎』
- 『うちの子は全然汗をかいてない』
- 『なんでもっとボールを取りに行かないんだ』
- 『悔しくないのかな…』
色々な感情が頭をよぎります。
そして、僕と同じように感じる親御さんも結構います。
最初は練習や試合を応援しにきていましたが、
パパ友同士の飲み会の席で最近見かけないことを伝えると、
見ると色々言いたくなっちゃうし、
と話してくれました。
やはり親としてダメだと分かっていても言ってしまう時はある…それならば見に行かないという環境を作ることで必然とその機会をなくすとい
ただ…僕は親が試合や練習を見に来てくれた時は本当に嬉しかった
そんな僕と同じ想いを抱いている親御さんに向けて、
コーチ時代の経験 - 先輩のパパママの体験談
- 成長しつつある長男との接
し方
をもとに、
『サッカーが向いてないと感じた時の親としての関わり方』
親としてトライ&エラーを繰り返しつつ、辿り着いた極致をご覧頂けたらと思います( `ー´)ノ
サッカーが向いてないと感じた時の親としての関わり方
僕が現役時代からコーチ時代を経て、今現在パパとして経験も踏まえた上で本当に大事だなと思う親としての関わり方を8つ紹介してきます。
関わり方①:子供の可能性を信じる
まず第一にお子さんの可能性を信じてください。まだ体の出来上がっていない年代ならなおのことですが、
1番近くで見ている親御さんがお子さんの1番のサポーターになっ
辛く苦しんでる時は愚痴を聞いて励ましたり、
今がどんなに上手くても、
もちろん何か他の夢ややりがいを見つけたなら別ですが、
小さい時からずっと1番という天才も居ますが、
『自分よりも上がいる‼︎』
これを知った上で継続しよう、
関わり方②:小さなできたを大切にする
練習や試合を見ていると親は子供に対して“できてない事”ばかりに目が行きがちです。
それは”サッカーがミスをするスポーツ”だからだと思います。
しかし、お子さんをよく観察すると”小さなできた”がたくさんあるはずです。
- 休まず練習に参加
- 1本のシュート
- 1本のパス
- 相手を交わすドリブル
- 上手いトラップ
- ボールを奪う動き
- 走り続ける体力
できてない事ばかりに目を向けるのではなく”小さなできた!!“を見つけて欲しいです。
そして、そこを褒めて認めて、自信をつけてあげてください。自信を持つことでプレーの幅や姿勢も変わってきます。
下記の記事で更に詳しく、小さなできたに注目する親の視点・心構えを解説しているので、是非ご覧頂けたらと思います<m(__)m>
ついつい息子達のサッカーを見ていると経験者且つ大人目線になって、 なんでそれが出来ないの!! 簡単じゃん!! もっと動けよ!!って言いたくなってしまいます。僕が経験者だからということもあるとは思[…]
関わり方③:能力に合った課題を与え続ける
結果を追い求めることも大事ですが、小学生までの年代はサッカーを楽しむ期間にして欲しいです。
サッカーが楽しくて夢中になるには『能力に合った課題』が必要です!!
周囲の上手い子と同じ課題を与えていては燃え尽き症候群になりかねません。
ロールプレイングゲーム(RPG)を思い浮かべてください。
レベルが低い時に戦うボスは”ギリギリ倒せるか倒せないか”といった相手だったはずです。
倒せた時の満足感は最高だったし、倒せない時は『次こそは!!』とレベル上げに励んだと思います。
ただ、ボスが簡単に倒せてしまったら飽きてしまうし、全く歯が立たなかったら燃え尽きて諦めてしまいますよね。
お子さんの能力を客観的に捉えつつ、親子で課題を考え続けていきましょう。
下記の記事では、子供に自信を植え付ける最高の課題を紹介していますので、是非ご覧頂けたらと思います<m(__)m>
子供を評価する上で、 下手 消極的 センスないといった表現をあまりしたくはないのですが、 端的に伝えやすいのでご勘弁ください。この3拍子を兼ね備えていたのは我が家の長男、そして同時期に入団した友[…]
関わり方④:子供のやりたいことを否定しない
一緒に練習をしていると、
- 『いいから早くやれ‼︎』
- 『そんなんじゃ上手くなるのに遠回りだ‼︎』
なんて思うことは多々あると思います。
ただ、子供のやりたいことを否定しないでください。
うちの子は一時期リフティングが大好きで、友達がいる時でも試合や1対1ではなくて1人でリフティングを
と聞いても自分の意見は曲げません。
ここで、
リフティングばかりやってても上手くならないよ‼︎
と言ってしまう時もありました。
でも子供はやりたい気持ちを否定されるとやる気や自信をなくして
そこに気づいてからは息子達のやりたいことを優先してきました。
自分のやりたいことを貫いた長男は小学2年生になった今、
- 右足のインステップで450回
- 左足のインステップで45回
もできるようになりました。
自信もついてきたのかそれ以外の練習にも積極的ですし、
と自分から目標を立てています。
子供のやる気や自信を損なわないためにも、
親が近道と思って伝えていることが遠回りになることもあるというこ
関わり方⑤:親子で一緒に上手くなる方法を模索する
先程の”やりたいことを否定しない”ということを念頭に、親子で一緒に
今は便利な時代でYouTubeなどで色々な練習方法を知ることができます。お子さんの練習や試合などを動画におさめて一緒に見たりし
ドリブルがうまくできないのならどんな練習が上手くなれそうで楽
親が指示した練習よりも自分で調べて考えた結論の方がモチベーシ
我が家の休日は決まってYouTubeからスタートです。
と長男と一緒に考えて、夕方の自主練で実行しています。
- 子供だけ‼︎
- 親だけ‼︎
ではなく
『親子』
をキーワードに取り組んでいって欲しいです!(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾
関わり方⑥:周囲との正しい比較を心掛ける
『周りと比較するな!!』
これを否定するつもりはないですし、
『○○君は必死に取り組んでるのに、なんでおまえは…』
といった比較は絶対に良くありません。
けれども、正しい比較の仕方もあると思っています。
上手い子が居たら、
といった具合にその理由を深堀していきます。
といったように長男は考察していました。
上手い子には理由があります。低学年のうちは身体能力や性格的な面が上手さに影響を与えることも大きいですが、サッカーに対する姿勢も素晴らしいことが多いです。
上手い子の努力やサッカーに対する姿勢をお子さん自身が気づき、どうすれば上手くなれるのかイメージできるような比較なら必ずお子さんの成長に繋がります!!
下記の記事ではもっと具体的に正しい比較の仕方を紹介していますので、気になった方は是非参考にしてもらえたら嬉しいです。
サッカーに限らずですが、自己啓発本や育児書でもよく書かれているのが、『他人との比較はやめて、 過去の自分と比較していきましょう』という教えです。この教え自体が間違っているとは言いませんが、 他人との比[…]
関わり方⑦:仲間への感謝を忘れずリスペクト
お子さんと一緒にサッカーしてくれる仲間達へのリスペクトは忘れないでください。
冒頭で話したように、仲間達に対して嫉妬してしまう時もありました。
しかし見方を変えて欲しいです。仲間は敵ではありません。
『一緒に努力してくれる最高の友達』
です。
入団当初はボールに絡めずいた長男でしたが、勇気を振り絞って仲間達の輪に入っていくと自主練に誘ってもらえました。
今ではチーム練習が終わると近くの公園にみんなで集まってサッカーだけではなく、子供らしく色々な遊びをして楽しんでいます(*´▽`*)
サッカーだけでなく友達と仲良く遊ぶ中で色々と成長する部分もあります。それにこういった遊びも神経系を刺激して運動能力向上に繋がるので非常に大切です(^_-)-☆
仲間への感謝を忘れずリスペクトして、共に成長していこうという気持ちをもって接していきましょう。
下記の記事では子供同士が仲良くなるためには親が一歩踏み出す勇気も必要だという事を解説していますので、是非ご覧頂けたらと思います(*´▽`*)
今年の春先くらいまでは週末の練習が休みの日は、のんびりと家族でお出かけした後に夕方くらいから公園で自主練をしていました。でも最近は練習が休みになるとパパ同士で連絡を取り合って、子供達4、5人で練習をするよ[…]
関わり方⑧:何気なく習慣化を促す
”家に帰宅してリビングへ…目の前にテレビがあるからなにか見ようかな…”
とても自然な流れですよね。
意志を貫くには環境はとても大事です。
『忘れ物をしない!!』と意気込んでも結果忘れてしまうことって多いですよね。
”思いついた時には必ずスマホでアラームをかける”といった行動をとることで忘れない環境を作ることができます。
サッカーも同様に上手くなるために”毎日蹴るという環境”を必然的に作って習慣化していきましょう。
我が家では以前下記の記事で紹介した通り、
ボールタッチ感覚を養うとは、 足裏でのコントロール 足元へのトラップ ボールを芯でとらえる 繊細なボールタッチなど”ボールを自分の思い通りに操る力”のことを言います。川[…]
リビングに4種類のボールが置いてあります。
正確には転がっている(笑)
サッカーする!?
という感じで何気なくきける環境を整えていますし、最近次男がボールを持ってきて、
一緒にサッカーしよ♬
と言ってくることも増えました!!
他にも僕がボールを蹴って遊んでいると興味が湧いてきて一緒にサッカーを始めたりもします。
このように…ふとサッカーをしたくなる環境を作ることで習慣化されていき、いつの間にかサッカーが上手くなっていきます(^_-)-☆
上手くなることで自信もつき積極的なプレーもできるようになるので、習慣化できる環境づくりを考えていって欲しいです。
一気に成長するタイミング
ここまで『サッカーが向いてないと感じた時の親としての関わり方』を紹介してきましたが、
『成長するタイミングっていつ!?』
と疑問を持ちますよね。
ここに対する答えとしては”成長速度は個人によって変わる”という曖昧な答えしか言えません。
1年後かもしれない、2年後かもしれない、中学生になってからかもしれない。気が遠くなりそうですが、諦めず継続することが成長の鍵になってきますし、そこで得た経験はお子さん人生にとって必ず役に立つものとなるでしょう。
とはいえ実際に成長した子の話をきくことで、モチベーションを維持できるきっかけになるかもしれません。
そこで自分自身の経験、コーチ時代の経験、パパ友やネット情報などをもとに『一気に成長するタイミング』について話をしていきます。
自分自身の経験談
僕自身は小学校の6年間で背の順がずっと1番前の低身長且つ低体重のヒョロヒョロボーイでした。
当たり負けはするし、キック力もないのでセンタリングは味方に届かない、遠くからのシュートなんて狙えない。
当然試合では活躍できないし、人数が足りない時以外は控え、1学年上の試合なんて出た事すらありません。
サッカーを嫌いになってしまいそうな状況でしたが、父親が悩みを聞いてくれました。
そして『小さな体でも活躍できるようなスキルを磨いていこう!!』ということで毎朝自主練にも付き合ってくれました。
- 走り負けないスタミナを付ける
- 細かいタッチのドリブル
シンプルですが自主練で幅広くやっても時間が足りないので、父親と相談してこの2つに絞りました。
父親との自主練の効果が出始めたのは『5年生になる頃』です。まだまだ体は小さいですが、スタミナがついてきたので練習や試合で走り負けることがなくなり、ボランチを任されるようになりました。
どこにでも顔を出しつつ、ボールを奪ったら最前線までドリブルしてアシストするというプレースタイルで活躍できるようになりました。
また、この頃の練習メニューに”ドリブル競争”があって、障害物だらけのコースをタイムアタックで競うのですが、後にJ2でプロ入りする友人よりも速いタイムで駆け抜け僕が毎回1位だったのが自慢です(笑)
6年生の頃にはチーム内で2名参加できる地区トレセンの選考会に呼ばれるレベルまで成長、中学1年生の頃は140cm台でありながら1学年上の試合にも補欠という形ですが選出されるようになります。
中学2年生では1学年上でボランチのレギュラーも掴み取りました!!
父親が付き合ってくれた自主練がなければここまでくることはなかったと思います。やはり親の存在は大きく、一番に頼るべきは親だったなと…感じた少年期でした。
コーチ時代の経験談
僕は少年サッカーのコーチをしていた経験があるのですが、突然活躍しだす子はちらほらいました。
もちろん突然ではなく必然だったとは思います
活躍しだす年代は決まって『5.6年生』でした!!
自分は3.4年生を見ることが多かったので、たまに5.6年生の試合にサポートで付き添うとビックリするくらい成長している子がいるんです!!
特徴としては、
- 基礎が出来ている
- 休まず練習に参加する
- サッカーを楽しそうにする
- 仲間をバカにしない
- 親が応援にくる
といったところです。
普通は自分が試合に出られなかったら『練習や試合をサボっちゃおう!!』って考えちゃいそうですが、そこで腐らずに練習や試合を休まない子が成長していた印象があります。
あと普段の練習や試合中には顔に出しませんが、
最後のドリブルなんてキレキレだったじゃん!!
など話しかけると、クスっと恥ずかしそうにめちゃくちゃ嬉しそうに話すんです。
『お父さんとゴール決めた時のパフォーマンス考えたんだけど…嬉しすぎて忘れちゃった(笑)』
心の底からサッカーを楽しんでるし、親御さんのサポートもしっかりしてるんだなと印象深かったので今でも覚えています。
パパ友やネット情報
小学6年生にお子さんが居るパパ友に、
- レギュラー構成ってどうなってるの!?
- 昔から上手い子が多いの!?
と聞いたことがあります。
その時返ってきた言葉が…
『最初から上手かった子ももちろん居るけど、半分は努力してきた子達ですよ!!』
やっぱり入団当初から低学年のうちは上手い子が7.8人居たみたいですが、途中でやめた子もいればBチームに居る子もいるそうです。
分岐としては4年生の後半から、5年生時のチーム分け(AorB)を考え始めるみたいなのですが、その時にはすでに上手くなってる子が多発(笑)しているみたいです!!
また、ネット情報をみてみると、
- 小学5年生頃から見違えるように変わった
- 中学1年生で身長やメンタルが成長してレギュラー獲得してから一気に伸びた
- キックを武器に練習し続けたら4年生の頃に自信が付き始め試合に出れるようになった
といったように”小学校高学年~中学生の間で成長した”という声が多かったです!!
まとめ
サッカーが向いてないと感じる要因としては、
- 性格的にガツガツいけない
- 体格面で劣る
この2つが大きいです。
そして、多くのお子さんは体格やメンタルが成長していくと共に活躍できるようになってきます。
但し、ここで注意して欲しいことがあります。
活躍できるようになるお子さんは、
『サッカーが好きで努力してきた子』
という事です。
体格面やメンタルの成長で今まで上手かった子に追いつけるかといったらそうではありません。
上手かった子達は先のステージで色々と揉まれて成長しています。試合も多くこなしてきており経験値でも負けています。
そんな子達に追いつき追い越すには地道な努力が必要になってきます。
- 基礎を磨き続ける
- 誰にも負けない武器を作る
- サッカーへの理解を深める
やれることはたくさんあります。
こういった地道な努力を継続してきたことで培われたスキルが土台となり、体格・メンタルの成長と共に一気に開花していくのです!!
そして地道な努力を継続するためには”親のサポート”は必要不可欠になってきます。
『うちの子…サッカーに向いてないのかも…』
この気持ちは痛いほどよくわかります。ただ…今は忍耐の時期と思ってください。
そして子供だけで上手くなるのは難しいです。親の適切なサポートや素敵な仲間達の存在があってこそ、成長する度合いも変わってくるので諦めず親子で一緒に努力していって欲しいと思います!!
目指せプロサッカー選手(^^♪
最後に………。
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医学的なエビデンスをもとに身長をグングン伸ばすには、
- 睡眠
- 運動
- 食生活
のバランスが必須。
その中の食生活を補完できる神アイテムなので、是非一度お試しになってもらいたいです(^_-)-☆
私たちと一緒にフィジカル強化していきましょ(^_-)-☆