人は感情によって必要以上のパワーを出すことができます。
サッカーで例えるなら、
- 夢を叶えるために…
- 絶対に優勝してみせる…
- 仲間やサポーターのために…
といった自分のため、誰かのためにといった純粋に“勝ちたい”という気持ちが強いほど、いつも以上のパワー (正のエネルギー)を出せますよね。
でもパワーを出す方法は他にもあって…
それはネガティブな感情による負のエネルギーです。
- ファウルされて…
- 周囲に責められて…
- 思う通りに行かなくて…
といった“イライラ”とした感情が突き動かすパワー (負のエネルギー) は一見するといつも以上の動きをしていると思わせます。
こういった場面は、現役時代もそうでしたがメンタルが不安定な少年サッカーの現場では多くみられます。
コーチや親の声掛けが原因だからです。
前述した内容以外にもコーチや親の、
- もっとやればできるだろ!!
- そんなんじゃ試合に出さないからな!!
- ○○君の方が頑張ってるじゃないか、お前ももっとしっかりやれよ!!
といった声掛けによる発破でイライラパワー (負のエネルギー) が湧いてくるからです。
コーチや親としては『やっとスイッチが入ったか!!』と思って静観しようとすることも…でもこういったネガティブな感情によるスイッチの入れ方は絶対にやめさせてください。
リミッターが外れて必要以上に自分の体を酷使して“怪我”に繋がりますし、練習や試合の相手に対して粗削りなプレーで接するため”相手に怪我をさせてしまうこと“も多いです。
これは絶対にしてはいけない行為です。
そしてこのような負のエネルギーで活躍したかに見えたプレーは、強豪と呼ばれるようなチームの指導者は一切評価をしてくれません。
僕も現役のころに何度かこういった負の感情でいつも以上の動きができたと感じたことがありました。
しかし、
- 独りよがり
- 荒くて危険
- 周囲が見えていない
といったプレーだと見抜かれてマイナス評価となりました。
純粋に “勝ちたい”といった気持ちから生まれる正のエネルギーであればこういったプレーにはなりません。
もちろん悔しくてイライラしてしまう気持ちはわかります。
けれども怪我に繋がるし、自身の評価も下げてしまうような行為はやめて欲しいです。
こういった事実を親御さんは理解して、お子さんのメンタルケア・向上を図れるように接してほしいと思います。
最高の技術は最高のメンタリティから生まれる\(゜ロ\)(/ロ゜)/