お子さんに対して、
『いったいどれくらい練習すれば上手くなって試合で活躍できるようになるんだよ!!』
って思ったことのある親御さんがほとんどだと思います。
やはり練習時間が多ければ多いほど、上手くなると思ってしまうのは至極当然の心理かなとは思います。
ちなみにJFA (日本サッカー協会) の 「指導指針2017」 によると、小学生の推奨練習時間は1週間で5時間 (300分) とされています。
と言われると決してそんなことはありません。
練習には”量(時間) と質(環境) ”が存在します。
JFAの推奨練習時間はどういった環境下でのことを指しているのか、プロサッカー選手を目指す上での時間なのかは定かではありません。
結局のところ毎週5時間を上限に練習したとしても、練習の質によってかなりの差が出てきます。
じゃあお子さんが上手くなる上で親御さんが注目すべきポイントとしては、
- 練習時間が多すぎないか
- 練習の質は問題ないか
- サッカーでたくさん遊んでいるか
ここの3点になります。
POINT①:練習時間が多すぎないか!?
チームやスクールなどの練習はコーチもいるため緊張感もあり強度も高いです。
チームとスクールを複数掛け持ちしている場合は結構危なくて、推奨練習時間を大きくオーバーしてしまっているはずです。
そういった練習を続けていては怪我に繋がってしまいます。
お子さんは怪我をしていても親やコーチ目を気にして隠す子が居ますし、無理をして続けてしまうと怪我が慢性化してしまいます。
POINT②:練習の質はどうなのか!?
海外にはお子さん3・4人あたりに1人のコーチが見るといったチームもあります。
しかし、日本ではコーチの数が足りないクラブや保護者コーチがサポートする場合などが多いと思います。
10人以上も子供たちが居るのに、1人しかコーチが居ない…これでは1人1人に指導がいきわたりませんよね(◎_◎;)
そして上手い子達ばかりがボールに触れていると実力差が顕著に…ある程度はボールに触れる回数の均等化を目指さないとチームの底上げができません。
そういった状況において、
『子供のうちはみんなでボールを蹴って追いかけまわして楽しんでいればそれでいい』
といっている指導者が居たら危険レベルMAXです\(゜ロ\)(/ロ゜)/
RPGを思い浮かべてください。
レベルは上がっていくのにずっと最初のステージでプレイをしていたら飽きてくるにきまってます。そして成長するスピードも鈍化していき上手くなるはずがありません。
POINT③:サッカーでたくさん遊んでいるか
POINT①で緊張感もあり強度の高い練習を多くすることは怪我に繋がるといった説明をしました。
けれども、
- 1人でボールを蹴る
- 友達や兄弟と遊ぶ
といった緊張感も少なく強度の高くないサッカーは推奨練習時間などは気にせずに大いにやるべきです\(゜ロ\)(/ロ゜)/
いわば”純粋に遊んでいるサッカー”ですね!!
遊びの一環としてたくさんポールに触れることは非常に重要で、サッカー強豪国と言われる国では日常的にボールに触れて遊んでいるそうです。
お子さんに、
『パパ~一緒に遊ぼう☆』
と言われたらボールを持って公園へ…たくさん親子で楽しいサッカーをしてください。お子さんが飽きてきたら遊具で遊んだり鬼ごっこをしたり、気の済むまで付き合った後にまたサッカーをしましょう★
サッカー以外の遊びも感覚器官・神経型を刺激します。運動神経の良さは遺伝ではなく幼少期の自主的な運動経験で決まるとも言われます。
そして運動神経はサッカーにおいて非常に重要なピースです。
幼少期ではこのPOINT③を一番重要視しています(^_-)-☆
まとめ
記事タイトルにもある、
正直これに対する明確な答えはありません。
けれどもお子さんのサッカーが上達する上で”量(時間) と質(環境) ”のどちらも重要となるのは事実です。
そのうえで僕が説明してきた、
- 練習時間が多すぎないか
- 練習の質は問題ないか
- サッカーでたくさん遊んでいるか
の項目を意識しつつサッカーに真摯に取り組んでもらえたらと思います。
サッカーはすぐに上手くなるものではありません。結果が出るまで数年掛かるでしょう。でも積み重ねた努力は今後の成長の糧になること間違いなしです\(゜ロ\)(/ロ゜)/
2人の息子がプロサッカー選手になれる瞬間を目にするまで、僕も成長を止めず親として努力していこうと思いますので、是非記事をご覧頂いた親御さんも僕と一緒に努力していきましょう(*´▽`*)
息子達のポテンシャルの最大値まで引き上げるために、最高のメンタリティを育んでいきましょう!(^^)!