子供達に”勝利”だけを求めるな、勝てなくても得られるのがあることを理解させることが指導者や親に必要とされる”育成”だと言われて『勝利至上主義』は古臭い育成方法だと言われています。
これに関しては特に異論はありませんし、まさにその通りだと思います。
ただ、”勝利を目指して育成すること”は間違いではなく正しいことなので、そこをはき違えてはいけないと強く感じています。
最近、長男の応援に行って違和感を感じることが多々あります。
それは、
- 負けた言い訳を探す
- 負けてもいいやと連呼
- 負けてもヘラヘラしている
- 負けた理由を周囲のせいにする
といった次の試合の勝利に向けたポジティブな内容ではなく、負けた経験から何も得られる事がないネガティブな態度や姿勢をする子が目立ってきていることです。
こういった負け癖が付いたり、負けたことを恥ずかしいとして誰かのせいにして逃れようとしたり、『俺は本気を出していないし』みたいな態度で負けやことから目を背ける態度…正直なところ『これなら勝利至上主義の育成の方がいいわ!!』と思ってしまいます。
勝利至上主義がだめという世間の風潮は、体罰・罰走・指導者のエゴなど様々な問題があって起こっているものです。
けれどもスポーツには結果として必ず”勝者”と”敗者”がいるわけだし、勝利を目指して育成することは正しいに決まっています。
勝利を目指して育成する過程において、敗北からも得られる事が多々あり、次の勝利に向けて努力していこうと促すマネジメントが大切なんです。
勝利至上主義がダメダメ言ってるせいで、最近の子供達には”負け癖・言い訳癖”な子が多くて”負けず嫌い”が減ってきている気がします。
プロサッカー選手に限らず、どんな分野でも成功するような人たちは声を揃えて、
- 自分は負けず嫌い!!
- 負けず嫌いはプロになる上で重要
と言っています。
勝利至上主義を辞めるというのは”勝利を目指すな”という事ではなく、勝利に固執しすぎて子供達の心身に悪影響を及ぼす育成はやめようということのはずです。
そして”敗北から学ぶこともある”とういうことや”負けず嫌いの精神”を育むことが指導者や親にとっては必要なことです。
ちょっと前のゆとり教育じゃないけれど、そこをもう一度見つめ直して子供達と向き合っていこうと本記事を執筆しながら再度決意するこうふうでした\(゜ロ\)(/ロ゜)/