コーチ時代、そしてサッカーをする息子達の親として多くの子供・親御さんと接してきました。
そんな経験から、
- 楽しい
- 好き
といった気持ちがサッカーが上手くなるうえで最も大切だということに気づきました。
そして、それらの感情を育むうえで”子供に対する親の接し方”は非常に重要になってきます。
どんどんサッカーが楽しくて好きになって上手くなっていく子の親は、
『子供のやりたいサッカーを尊重します』
逆にどんどんつまらなくなって興味が薄れ上達しない子の親は、
『親のやりたいサッカーを強要していきます』
幼少期で一番ありがちなのが、
- ゴールを決めてほしい
- ドリブルでバンバン抜いてほしい
といった派手で目に見える活躍を親が望むことです。
そうなると必然的にポジションも前目になりますよね。
もちろんゴールを決めることやドリブルで相手を抜くことに楽しみを覚えている子もいます。
そうであれば親御さんとお子さんのしたいサッカーが同じなので問題ないですが、そういうお子さんだけではありません。
子供のやりたいサッカーを尊重したパパの例
先日、長男所属チームのU-12カテゴリの子達がJ下部と複数試合を行いました。
勝ったり負けたり引き分けたりとなかなかいい勝負をしたそうです。
その試合にセンターパックとして出場していたお子さんのパパとは仲が良いので、色々飲みながら話をしたのですが…
センターバックだからそういった場面は少ないし、ミスしたら失点につながるリスクも高いので見てるこっちはヒヤヒヤです(-_-)
今ではファンダイクやピケのプレーを一緒に見て参考にしたりしてますよ!!
と言ってました。
その子は本当に楽しそうにサッカーをしているし、試合後だけでなく怪我で試合に出られなかった時も仲間達の試合を見ては、必ずノートに反省点や改善点などを書き込んでいるそうです。
たまに長男達の相手もしてくれて色々と教えてくれる姿を見ていると『本当にサッカーが好きなんだなぁー』と感じます。
しかも他チームから移籍してきて、最初は下手でBチーム…それでも好きなサッカーを楽しく続けていたらAチームに昇格してJ下部とも渡り合う(むしろ勝っちゃう)…もうかっこよすぎです(*´▽`*)
しかも高身長でイケメン(笑)
親のやりたいサッカーを強要してしまったパパの例
コーチ時代に体格は良いけど足が遅くてスタミナに難ありの子がいました。
その子はDFが好きで1対1はめっぽう強いですが、 走るのが好きじゃないのか攻めあがることはありません(笑)
でもその子がいるだけで失点はぐっと減るくらい、DFは得意で球際の強さはピカーです(^_-)-☆
けれども親御さんはゴールを決めるようなプレースタイルを求めていて、
- もっと前に出ろ!!
- 大きいんだからそれを活かせよ!!
- なんでDFばっかりしているんだ!!
と毎度のように言っていました。
そこでお子さんは親御さんが見ている時は前目のポジションを取り、見に来ない時はDFをしていました。
でもそういった忖度を体で覚えてしまい、つまらなくなったせいでサッカーに対する情熱を失ったのか風邪で短期間休んだのをきっかけに、徐々に来なくなってしまいました。
まとめ
僕はこういった話を直接聞ける現在の環境に感謝しつつ、息子達への接し方も自分なりに意識しています。
長男はDFのセンスはないですが”守るのも攻めるのもどっちもきっちりやり切りたい真面目タイプ”です。
前線のポジションを任されてても皆が攻めてしまっている時は、
といった会話を良くしています。
そしてドリブルで抜く、ゴールを決めるといったプレーよりもパスを繋ぐチームプレーが好きです(*´▽`*)
- もっと積極的に!!
- ガツガツいけ!!
と思う時もありましたが、今はなにも言わずに長男が目指すプレースタイルを磨ける方法を一緒に模索しています(*´▽`*)
フィジカルが弱いので柔軟性や体幹を鍛えるために体操とトランポリンを習いつつ、家では次男と一緒に顔を上げながらのボールコーディネーションを毎日20分欠かさず取り組んでいます(^_-)-☆
すぐに成果が出るものではありませんが『継続は力なり!!』ということで、息子達が楽しく継続できる仕組みを作っていきたいと思います。