お子さんがある程度サッカーを続けていると、できることが増えてどんどん上手くなって、見ているこっちまで楽しくなってきますよね。
ただ…当然のように、上には上がいるわけで、
出典:吾峠呼世晴『鬼滅の刃 66話』
といった現実を親子共々突きつけられると思います(笑)
そして…そのたび思うのが、
上手くなれるのか!?
といった悩みだと思います。
実際に僕も同じ悩みを抱えており、
- もっと自主練を増やしたほうがいいのか…..
- 自主練のやり方を変えたほうがいいのか…..
- 別のスクールにも通ったほうがいいのか…..
と考えてしまいます。
今回は同じような悩みを抱えている方に向けて記事を書かせていただいたので、そんな方は是非参考にしていただけたらと思います。
小学生に推奨されるサッカーの練習時間
『JFA (日本サッカー協会) の指導指針2017』では、小学生がサッカーをする場合の合計時間を1週間で300分以内にすることを推奨しているそうです。
この300分という推奨時間から、
という狙いが読み取れます。
小学生ということで長時間やっても、
- 集中力が続かない
- 怪我につながる
- サッカー以外のことができなくなる
などが考えられるので当然と言えるのかなとは思います。
所属チームの現状を把握
次に所属チームの現状を把握してみます!!
長男の通うクラブチームは、
- 平日2回×90分=180分
- 土日2回×90分=180分
ということで360分です!!
土日のどちらかは試合であることが多く拘束時間として3時間程度ありますが、試合に出場してサッカーをしている時間を考慮すれば練習とさして変わりません。
推奨時間より少し多いですが、狙いである“量より質“に目を向けてみると…ある問題が見えてきます。
それは練習する子供たちを見るコーチの人数です。
練習する子供たちを見るコーチの人数は!?
長男が所属するクラブチームは年度が替わってコーチ難状態…3年生26名に対して1人のコーチという状況です(◎_◎;)
J下部など最先端のノウハウをもとにした体制だと1学年10名前後でコーチが複数名いますし、海外では1人のコーチで3人を見るというクラブチームもあります。
また、実際に長男が試合で対戦してレベルが高いと感じたチームも、15人程度のお子さんに対して複数名のコーチが居ることが多かったです。
やはり低学年に関しては子供たちのレベルや自己管理能力も低いため、適宜コーチの的確な指導がないと中々練習の質が上がってきません。
コーチと子供たちの比率の最適解はいくつなのか…僕個人の考えとしては、最低でも子供たち7.8名程度に対して1人のコーチが見るくらいじゃないと厳しいかと思います。
ここがある程度守られているのであれば、これ以上強度の高い練習を増やす必要はないといった感じです。
逆に、量は足りていても質が足りていない場合はどうしたらいいのか…そこに対しては3つの選択肢があります。
質が足りていない場合の選択肢
選択肢①:自主練で補う
親や仲間達若しくは1人で自主練することで、少しずつ上手くなることができます。
自主練は所属チームの練習と違って強度は高くないので怪我に繋がりにくいのと練習方法が限定されないため好きな練習を実践できるのがメリットです!!
もちろんやりすぎれば怪我に繋がります!!
その反面、所属チームでの練習と違って質も強度も落ちてしまい時間効率的には悪くなります。
他の習い事があったり家族や友達と過ごす時間が削られてしまうので、自主練を選択した場合はどれだけ短時間で効率の良い練習ができるのか突き詰めていきたいですね!!
『努力もせずに上手くなる!!』これは流石に無理がありますが、どうせ練習をするなら”効率を高めて早く上手くなりたい”に決まってますよね!!海外では10代でビッククラブで活躍する選手も居るし、早く上手[…]
選択肢②:スクールに通う
質も強度も高い練習を求めているのであれば、スクールに通うのも一つの選択肢です。
最近では街クラブや少年団だけでなくスクールもかなりの数があるため、お子さんのレベルや伸ばしたいポイントに合わせて色々と選択できる環境が整ってきています。
デメリットとしては追加費用になります。
週1回の1時間程度の練習だったとしても、入会金・月謝・年会費・ウェア代(スクール指定の練習着)とまあまあの金額が掛かります。
そこと天秤にかけて選択してみるといいのではないでしょうか。
自主練と比べて時間効率も良いので、自身のお財布とお子さんも含めて相談・検討してみてください★
選択肢③:チームを変える
サッカーが好きでもっと上手くなりたいと思ったら環境を変えるのも一つの手段です。
慣れ親しんだチーム、仲の良い友達…離れたくないと思う気持ちもあると思いますが、成長するためには移籍することも必要だと思います。
やはり保護者の立場から『コーチの人数を増やしてくれ』とは言いづらいです。
日本のクラブでは実行に移す人が少ないと思われますが、海外ではプロのような移籍を小さい頃からどんどんしていきます。
現状のチームに満足がいかないようであれば、お子さんと相談してチームを変えるといった選択肢も取るべきだと思います。
まとめ
時間は有限ですし、小学生年代はゴールデンエイジと呼ばれる子供の身体能力・運動能力が著しく発達する時期になります。
そんな一生に一度の貴重な年代を棒に振るのは勿体ないですよね(◎_◎;)
お子さんだけで正しい選択をとることは難しい、だからこそ親が色々と学んで正しい選択に導けるようにサポートすることがお子さんが成長する鍵になってきます。
少年サッカーという貴重な年代の過ごし方、本記事がそれらを見つめなおすきっかけになってくれたら嬉しいです(´∀`*)ウフフ