最近の長男はミニゲームや試合で周りの子から、
- ポール持ちすぎ!!
- パス出せよ!!
と言われることが増えてきました。
正直な所、はたから見ているとパスする必要のない場面や味方にマークがついている時にもそういった声が飛んでいます。
子供たちの中でも声が大きくて影響力のある子がそう言っているとチームメイトもみな真似をして言ってくる、子供たちでは良くある状況ですよね。
帰りの車で長男は、
パスすることが大事なの!?
大事なのはゴールを決めることじゃん!!
と激おこぷんぷん丸です。
まぁ確かに目的はゴールを決めることであって、パスはゴールを決めるための手段でしかありませんからね。
その言葉には納得ですわ(笑)
とエゴイストぶりを発揮しています。
そんな長男は仲間との自主練や個サルでも普段と同様にドリブルで果敢に攻めていきます。
パスを出さないというわけではないですが、 自分がしたいサッカーを譲らないといった感じです。
こういった状況で僕はどういった接し方をするのがいいのか…すごく悩みました。
全員抜くなんて低学年のうちだけ…年齢があがるにつれて周囲との連携なしにゴールに迫ることは難しくなってきます。
それを踏まえて今の時点から1人でドリブルするのはやめて、周囲を活かすプレーをしたらと説き伏せるべきなのか。。。
ここでふと僕の小学校の記憶がよみがえりました。
4年生で転校して同じサッカーチームに入ってきたドリブラーのM君がいました。
今の長男なんか比にならないくらいめちゃめちゃ上手いドリブラーでボールを手放すことがほとんどないし、パスを出してもリターンをすぐ要求して来るような子でした。
そんな感じだから僕らチームメイトや先輩達にも、
- 1人で行くなよ!!
- もっとパス出せよ!!
- おまえとサッカーやってても楽しくないよ!!
と散々な言われようです(笑)
しまいにはコーチ達からも『そんな独りよがりのプレーをしていたらダメだ』とチームワークを意識するように何度も指導されていました。
M君はそういったことが続くもんだから、チームメイトにパスを出すようになって周囲との軋轢はなくなっていきました。
けれどもM君は自分がやりたいサッカーが出来なくて楽しくなさそうです。
後から聞いた話ですが、M君はそのときサッカーを辞めるかチームを変えるか悩んでいたみたいです。
でもそんな時にいつも親父が声をかけてくれたと言っていました。
全員ぶち抜いてゴールを決めてこい!!
おまえが思う最高にカッコいいサッカーを貫いてこい\(゜ロ\)(/ロ゜)/
自分のプレーじゃなく、自分の心に語り掛けてくれた言葉があったからこそ、サッカーを諦めないで続けてこれたと結婚式のスピーチで語ってくれました。
そんなM君は中学生に上がる頃には県内随一の天才ドリブラーと呼ばれるくらいに成長していきます。
そして中学生の頃にはドリブルを活かすためにパスの選択肢も増えたし、ドリブル突破に更に磨きがかかっており中学生3年の頃にはJ1のユースチームに飛び級昇格…高校卒業後は晴れてプロになって周囲の期待に応えて見せました(^_-)-☆
こういった話を直に聴くことができた僕は幸運ですね(^_-)-☆
だからこそ長男のプレーがどうとか関係ない。
プレーを改善しなきゃいけないと感じるのは自分自身のタイミングでいい。
大切なのは長男が思い描く最高に楽しくてカッコいいサッカーを応援してあげることなんだと。
だからこそ今の長男に向かって僕もM君の父親のように、
- 誰に何を言われても気にするな!!
- 全員ぶち抜いてゴールを決めてこい!!
- おまえが思う最高にカッコいいサッカーを貫いてこい\(゜ロ\)(/ロ゜)/
と言い続けていくと決めました(^_-)-☆
是非読者の皆様も同じ迷いがあった場合はお子さんのプレーではなく”心”に対して語り掛け、お子さんの思い描く最高に楽しいサッカーを応援してあげて欲しいと思います(^_-)-☆